宗の教え009 中道を知って充実度アップ
日本人は一般に勤勉だと言われています。耐え忍ぶということも昔からの美徳でしょう。苦しい状況にあっても、忍耐一本で取り組む姿勢が賞賛される傾向も感じられます。仏教でも「忍辱」(にんにく)や「精進」という徳目があり、屈辱や […]
続きを読む →日本人は一般に勤勉だと言われています。耐え忍ぶということも昔からの美徳でしょう。苦しい状況にあっても、忍耐一本で取り組む姿勢が賞賛される傾向も感じられます。仏教でも「忍辱」(にんにく)や「精進」という徳目があり、屈辱や […]
続きを読む →私たちは、「時間というもの」は客観的存在であり、かつ、直線的に進んでいるものだと感じることが多いでしょう。過去から現在、そして未来へと進んでいき、決してループしたりすることはない。まさに川の流れのようなものです。私たちは […]
続きを読む →死んだらどうなるのかなあ。私は小学生のころ、寝床で漠然と考えることがありました。宇宙の先はどうなっているのかという疑問とならび、小学生の私にとっては難問の双璧でした。考えていると怖くなりましたが、いつの間にか寝てしまって […]
続きを読む →仏教用語としての空は「そら」ではなく「くう」と読みます。読経のときに「くうくう」と聞こえるのは、この「空」が連続している箇所です。空とは簡単に言いますと、有るのでもなく、無いのでもないことです。この世の一切の森羅万象、物 […]
続きを読む →他力本願と聞きますと、「他人まかせ」という意味合いが脳裏に浮かぶ方も多いかもしれません。しかしそれは派生的・二次的な意味合いで、本来は正真正銘の仏教用語です。仏さま(多くは阿弥陀如来)の本願力(ほんがんりき)によって、自 […]
続きを読む →「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰のことわりをあらはす。」『平家物語』の有名な冒頭句です。祇園精舎とはインドにかつて存在した寺院で、正式には祇樹給孤独園精舎(ぎじゅ・ぎっこどく・おん・しょ […]
続きを読む →わが家にはワン公と猫ちゃんがいます。猫ちゃんは叱っても知らんふりが多いのですが、ワン公にはある程度しつけをしたつもりです。粗相をしたりしますと、ダメだと言葉で言い聞かせつつ、お尻をひっぱたいていました。やや太っちょなので […]
続きを読む →慚愧(ざんぎ)に堪えません・・・、どこかの国会中継で見聞きしたことのある言葉です。何となく難しい言葉遣いなので、教養があるようにも見える一方、問題を煙に巻く意図が見え隠れします。慚愧の慚とは自分を顧みて恥じ、愧とは他者に […]
続きを読む →身長があと5センチ、顔はもっと精悍に、お財布の中身も減らない、食べて飲んでの贅沢三昧、体型も維持されてモテモテ路線まっしぐら・・・、個人的な願望です。50歳も近くなってきた最近はさほど思いませんが、若いころはこんな頭のな […]
続きを読む →人の生死をたずねるコラムでは、この度、仏教を中心に様々な宗教の『言葉』というものを入りとして、この世を生き抜くための端緒をもとめていくテーマでの連載を開始いたします。 宗の教え~生き抜くために~ […]
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