それぞれの「秋みつけ」 ハナミズキ

暑い日続きかと思ったらあっという間に寒くなり、と、一昔前とくらべるとだんだんと四季を感じにくくなってきてしまっているかと思います。地球温暖化や人々の暮らしの変化など、理由は様々かと思いますが、それでも、やはりこの季節はこの時期だけの味、この時期だけしか見られない景色などを求めての行楽シーズン、秋晴れの青い空がのぞけば、少しあたたかな装いでぶらりと出かけてみたくなる季節ではないでしょうか。

 

子供たちも「秋みつけ」というテーマでどんぐり拾いをしたり、自然豊かな公園などで写生大会があったりと、皆それぞれの視点で、季節を感じ、学ぶ大切な時期のひとつに数えられます。自然の時間の流れというものを肌で感じることから学ぶことは、やはり多いのではないでしょうか。

 

日々の忙しさにどうしても追われ、とてもそんな余裕は…という人は多いかと思いますが、少しだけ歩く速さをゆるめたり立ち止まったりして、目線を手元からちょっとだけ上げてみてください。子供のころ、見上げて秋を感じたものと同じ絵がそこにはひろがっているかもしれませんよ。

 

 

写真はハナミズキ。北アメリカ原産で、日本の街路樹としてはイチョウに次いでハナミズキが多いくらいと言われますが、秋には真っ赤な実をつけ、行き交う人々に秋を感じさせてくれます。

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