十一月の法語

「無礙とは、謂はく生死即ち是れ涅槃なりと知る」

 

さまたげのない(無礙)こと、つまり真理とは、生きるも死ぬも、この世の迷いすべてがそのまま涅槃(ニルヴァーナ=迷いが消えた状態)なのだと言うことなのです。両極端な事柄であっても、裏を返せば同じことだと言えましょう。

 

出典:『往生論註』巻下

 

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